【2】戦略を練るべし!イベント企画・立案


壮大な理念、各所との調整まみれの戦略と日々に追われる現場が織り成す魅惑のハーモニー。ども、ケイです。

しがない会社員がプラスアルファの活躍を夢みて先人にノウハウを教えてもらうシリーズ「先達に聞け!」第一弾。
2016年2月に催された「響賊 猫の目団」の音楽イベント“梅の宴”を例に、音楽イベントの主催方法を石尾祥馬さんに伝授いただく。

まずは出発点、ライブ内容の企画・ターゲティングについて教えてください!

【目次】ライブ企画・主催の具体スケジュール

2017.04.08

コンセプトを決める

和風ライブで志向する差別化

ぴあによると音楽イベントやライブは年間6万件とされている。石尾さん率いる「響賊 猫の目団」では、新たな発見や出会いを提供するという目標を掲げ、他イベントと差別化を図るために「和」を感じる体験と音楽を組み合わせたライブを提供している。
団体が今の形となる以前よりアコースティックライブと、写真や照明アートなどのプラスアルファを体感できるライブスタイルを貫いてきた。ライブハウスに足を運んでもらうための試行錯誤を繰り返す中で、アコースティック音楽と和楽器や書道、短歌などの日本の伝統芸術や和風アイテム、楽器を組合せて音楽イベントを開催するというコンセプトへと行きついた。


梅の宴のチラシデザイン

和と音楽で新たな出会いを演出

和のアートやアイテムとアコースティックライブという異種の組み合わせは団体のコンセプトである新たな出会いに合致する。また、裾野を広げたいという思いがそれぞれの制作・提供者に共通するため、挑戦的な取り組みを企画しても出演者に理解してもらえることが多い。
イベントの軸が決まったことで様々な工夫ができるようになった。パフォーマンス書道や和歌の朗読、お箏や三味線といった和楽器の演奏、更には日本梅酒協会に全面協力を得た梅酒の試飲まで様々な企画を繰り出してきた。現在では出演者やスタッフは浴衣や作務衣、甚平をまとい、チラシやグッズに至るまで「和」で取り揃えている。


浴衣のスタッフが梅酒の試飲をすすめる

ターゲットは明確に!

ずばり「アクティブレディース」

イベントのメインターゲットを20代後半〜30代後半女性に設定している。特に、有意義な週末を過ごしたいと考え、文化的な関心も高い「アクティブレディース」だ。
この層は高い行動力で様々な経験を積んでいるため目が肥えている。彼女たちにウケるような企画であれば他の層にも通用するクオリティは確保できる。また、企画、主催者と同年代をターゲットに設定することにより、インタービューやニーズの具体化などのマーケティングコストがかからないことも大きな魅力だ。

コンセプト✖️ターゲット=梅酒

団体メンバーとのディスカッションの中で、「体験」「和風」というキーワードによる差別化戦略から日本のお酒を選んで試飲し、楽しめるライブというアイデアが出てきた。また「若年女性」というターゲットから単なる日本酒ではなく、梅酒をテーマに据えるということが決まった。

こうして企画のアイデアが練りあがったのが、約半年前である。

※年間件数についてはぴあ「2015年のライブ・エンタテイメント市場」より

⇒次回は中々聞けない、出演者交渉とギャラの設定方法に迫る!

【目次】ライブ企画・主催の具体スケジュール

2017.04.08

【1】音楽ライブ主催の極意とは

2017.04.09

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